リンパマッサージ解説ナビ(方法・やり方)

リンパマッサージを始める前に

例えば皮膚を怪我したとき、出血は止まっても透明な粘り気のある液体がジクジクと滲んでくることがあるでしょう。あれがリンパ液です。基本的にリンパ液というのは血液と良く似た成分をしています。ただし赤血球が含まれていないため、赤色ではなく透明に近いのです。

その粘り気のあるリンパ液が、ゆっくりと体内を循環している。その手助けをするために、マッサージでリンパ液を押すように送ってやる…。まずこうしたイメージを頭に描いておくとリンパマッサージがより効果的になります。一種のイメージトレーニングですね。

そして、リンパマッサージはこのように粘り気のあるリンパ液の循環を促すものですから、リンパ液の濃度を少し下げてあげたほうが潤滑に流れます。マッサージを行う前にはコップ一杯ぐらいの水を飲んでおいたほうがよいでしょう。

リンパマッサージを行うのは入浴やシャワーの後でも構いませんが、大量の汗をかいた後は体の水分が不足しがちです。こういう場合はもっと多めに水分を補給しておいたほうがよいでしょう。また、体がストレスにさらされているとリンパ管が緊張してリンパ液が流れにくくなります。

イライラしているときや、急いだりあわてたりしているときにリンパマッサージをやっても効果が出にくいので、まずは心身ともにリラックス出来る環境を整えましょう。ストレッチや軽い体操を事前にしておくのも有効です。服装も体を締め付けないものが望ましいですし、自分の落ち着ける場所で好きな音楽でも聞きながら、リンパマッサージを楽しむ余裕をもってとりかかってもらいたいものです。

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